2013年4月2日火曜日

<オバラ体操>レコーディング終了


小原に住んでもうすぐ5年目を迎える、そして字の
組長にもなった。
ここ1週間は畑の草取りと土を起こしをして、苗
を植える準備も出来た…イノシシが食べないもの
ということは決めてあるが…さぁ何を植えようか?
4月11日のライブの準備もあるが、今日は小原の
子供たちと午前中から清須市のスタジオ<News90>
で「オバラ体操」のレコーディングをした。
小原中の一年生、よしき君、由佳子ちゃん、桃子ちゃん
に本城小4年のさくらちゃんの4人が小原の子供たちや
じいちゃん、ばあちゃんを元気にする歌をしっかり
歌ってくれた。

  

保育園〜小学校〜中学と12年間「オバラ体操」を
したら、きっと頭と体の片隅に小原の里のことを楽しく
思い出せるだろう。
そして街に出て悩んだり疲れたりした時に小原を想い
浮かべ「小原に帰ろう!」と思う子が少しでも増える
といい、タケウチ流の<Uターン作戦>の一環だ。
おそらく新しい里の文化は、Uターンで帰って来た若い衆
とIターンでやって来た若い衆が出会い、共に新しい
コミュニティを結ぶことから始まるだろう。
まさに<U&I>YOU&Iということになる。
田舎の自然と人間力が活力をみなぎらせ、そのチャームを
発信する時、日本の可能性が芽を出すと感じる。
「♪なんにもないけどなんでもあるよ〜♪」
子供たち出て行けよ!そして帰って来いよ!

  おばら体操
なんにもないけど なんでもあるよ
山から朝日が   おはようさん
今日もいちにち  はじめるまえに おばら体操だ
いち にい さん しい オバラッコ
ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー オバラのバァ

なぜかしらないが やることだらけ
気がつきゃ畑の  草ぼうぼう
汗かき草刈り  落ち葉かき おばら体操だ
いち にい さん しい オバラッコ
ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー オバラのジィ

 春の風はやわらかく 夏の風はすずやかで
 秋の風は心地ち良く 冬の風はしゃんとする
 小原のいちねん 七色の花 

またでたまたでた イノシシタヌキ
まけるなへこむな 知恵くらべ
笑って元気に 勝負しよ おばら体操だ
いち にい さん しい オバラッコ
ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー オバラッコ

今日もようやった 畑に田んぼ
夕陽が空そめ  おつかれさん
みどりの空気を いっぱいすって おばら体操だ
いち にい さん しい オバラッコ
ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー ヤィヤァー オバラノジン





 

2013年3月21日木曜日

4月11日にライブやります。

こんど4月11日(木)に我が家で中嶋恵樹さんのライブをやることになった…。
最近にわかに春本番という暖かさのせいか、黄砂+PM2.5混じりの春霞みのせいか
冬の寒さに知らず気ずかず防御態勢で凝り固まった心と体が、春の陽溜まりの中で
溶け出しているのを感じる。
歌が出来た…

  とけていく はるのひざしに とけていく
            ままよこのまま やまのつちくれ

本当にアイスクリームになったような融け方でどんどん力が抜けていくのを感じた。
ふとその気分は…西行が出家を決めた時に詠んだという…

  空になる 心は春の 霞にて 世にあらじとも おもいたつかな

と同じような気分に春の陽はさせてくれるようだ…。 

カメラの修理ができ返ってきたので、次回はホント家のまわりにチャーミングな春の花
たちがいっぱいなので<我が家の春>を紹介したいと思う…この頃…。

そんな時、マクロビレッジのキヨミさんから「タケウチさんの所でライブやりませんか?」
と電話をもらった。
何か始めたい気分だったので「あなたがオススメだったらやるよ…」と話しが決まった。

その人は<Keiju>さんというミュージシャンで現在徳島の山の中で暮らしているとのこと、
すぐ彼のHPでどんな音楽、どんな活動をしているのかを確認した。
普通はその人の歌なり曲なりを聴いてから「やる!」とか「やれない!」を決めるのだろうが、
こうゆう出会い方…僕がその人の感性を認めている誰かが「タケウチさんやらない…」と声を
かけてくれる場合は、その誰かは僕に合うに違いないと思って声えをかけてくれているはず…。
そうやって知らない人といきなり本番で出会う博打的スリリングさはたまらない。

という訳で中嶋恵樹<Keiju>さんのライブを我が家(ライブ、イベントをやる時は「竹之家」)
で開催することとなった。


  <竹之家ライブ>

  4月11日(木) 午後7時〜
  小原<竹之家> 豊田市乙ケ林町高保多18−1 タケウチマサミ
             090−2572−0877
             takehome@kito-net.com
     前売り1500円(当日2000円)小中学生無料
           *予約にて当日前売り扱い
 どうぞ春の小原の里でのライブで冬の疲れを洗い流して下さいな…お待ちしています。
  
彼のプロフィールは…
     http://office-knit.com/keiju/profile/index.html

KEIJU NAKAJIMAKeiju
PDFファイル PDF版プロフィールのダウンロード
name: Keiju (中嶋恵樹)
residence: 横浜
横浜生まれ新宿育ち、1987年に世界を目指し日本を脱出。が、BKK経由でヨーロッパへ行く途中タイの音楽業界にて活動を開始し、現在もタイのアーティストとプロジェクトを進めている。
メインはギターであるが、バリ島の竹笛「スーリン」、インドの民族音楽楽器「シタール」、ギリシャの伝統的な弦楽器「ブズーキ」をはじめ琴やシンセサイザーなども奏でるマルチプレイヤー、様々な旅先で出会った楽器を駆使し独特のサウンドを展開。
Rock、Jazz、Classic、民族音楽などあらゆるジャンルをMIXしたスタイルは心に響く新しさを感じ取れる。2001年まではBKKに拠点を置き、アジアのミュージックシーンにて作編曲、サウンドプロデュースなどをメインに17年以上活動。
その間、 ヨーロッパでの前川SAMとのデュオツアーも行い、ドイツの放送局SWRが開催する民族音楽とクラシックを融合したコンサートにも参加。
タイを中心とした参加タイトル数は350タイトルを超え、タイポップスのミリオンセラーアーティストにも楽曲を提供している。最近のタイでの活動として、タイの国民的シンガー「Danuporn Kawekarn (Jae)」との活動を中心にアルバムレコーディングを行っている。
国内の活動としては、伝説のブルースバンドBreak Downリーダーの「服田洋一郎」ツアー参加、R&Bシンガー「上田正樹」とのライヴをはじめ、沖縄民謡の大御所「照屋政雄」との離島ツアー、関西で人気のレゲェシンガー「Kaja」、歌姫「桑名Halko」やサックスプレイヤー「Chica」等。
「Bird」のJ-wave Live 生演奏や、P-model「平沢進」のアルバム参加などギタープレイヤーとして様々なアーティストをサポート。
2001年徳島県神山町で開催される世界中のアーティストを募ったイベント「神山アーティスト in レジデンス」に初の音楽家としても招待され、ソロアルバム「awa+aqua」をリリース。神山にスタジオも設け、今後の日本の活動も活発になりそう。
自身がリーダーとして民族音楽楽器を使った即興演奏バンド「Eurasian Rung」でも定期的なツアーを行い、全国各地でライヴを展開中。


2013年3月12日火曜日

ふたつの話し+1


5年前、オバマの選挙に湧くアメリカの空気を感じたくて
妻とテキサス/ヒューストンへ行った、その際プレスだと近くまで行けると聞き知り合いの地方新聞のカメラマンという
IDカードを作ってもらった。
カメラマンというからには一応ちゃんとそれらしく見えるカメラを持ってなくちゃ…ということでキャノンのデジカメを
購入し、ブログに載せる写真もそれで撮っていたのだが…
ついに作動しなくなり写真を撮ることが出来なくなった。
修理に10日くらいかかるとのこと、それまでは撮り溜めた
写真で何とかやりくりしたいと思う、何せブログってのは
写真がポイントの一つなので…。
まずは本題に入る前にプレスのカメラマンとしてのデビュー写真を…。

ということで本題に…この前の日曜にひとついいことが…
今朝ひとつ面白いことがあった…。

日曜日に教え子の結婚式に招待された、女子大なので嫁?に
行く?そんな訳ない。
直接教えたことはないが大学時代にいちばんお世話になったので「タケさんに来て欲しい」とのこと、彼女は性同一障害
で<男>なのだから…。
就職してから治療もし、晴れて男として名前も変わり、今回の結婚にこぎつけた。
とても妙な気持ちではあるが奴はついにやった!同じ職場で
であった彼女と恋愛し、先方の親にも認めてもらい3月10
日の式を迎えた。
どれだけの高いハードルを越えたか想像も出来ないが、奴は
やった!
式に来ていた親族も職場の同僚も、そして双方の友人たちも
そのことをしっかり感じ、二人のチャレンジャーに惜しみないエールと幸せを祈っていた。
式の最後、新郎である奴のスピーチ、言葉では語れない27年あまりの想いとこの間の踏ん張り、それが新しい扉を開いた瞬間だ。
僕は万歳が大嫌いだが、心から自然に「万歳!万歳!万歳!」と声がわき上がってきた。
テーブルの隣り席の同級生、奴も女子大卒の<男>であるが、式が終わる時「勇気がもらえた!」と感無量の表情、
彼は好きな人との結婚を向こうの親から許しがもらえない…
と言っていた。
同じ障害の友人が<開けた扉>の意味は大きい…「ようやった!アコ」である。

もうひとつ…今朝の出来事…ハナとキノコとは同じベッドで
寝ているのだが、明け方に超ハードにドアから飛び出して行った(ドアには30㎝四方の犬用の扉が作ってある)。
家の中なのか外なのかで「キッキッ、キッキッ」と鳥なのか
動物なのか判断できない聞き覚えのない鳴き声がする。
2匹がいる台所へ行くと、「なんと!」…ねずみ取りの
<ネズミ取りホイホイ>に掛っていたのはなんと「イタチ」であった。
調べるとメスは20〜25㎝で小型であるとのこと、まぎれもなくメスのイタチである。
ホイホイで身動きとれずもがいている、近くの沢ではたまに見かけたが家の台所まで来るかぁ?とビックリだ。
おそらく状況からすると我が家のネズミを獲りにここまで
来たのであろうが、ネズミにいっぱい食わされたイタチ君だと想像する。
キノコは飛びついた時にホイホイのべったりした接着剤で毛がベトベトになり、タケさんにハサミで毛を切られた。
というお話し、ウサギの次はイタチということでこの季節
確かに動物も植物も活動が活発のようだ。

*先日さばいた野ウサギ、友人が集まった日にシチューに
 した、全員野ウサギ初体験であったが評判は上々、鶏肉の
 ようなサッパリしたお肉であった、ハナ/キノコまた捕ま えてね…。



2013年3月3日日曜日

ついにゲットだぜ!


昨日のハナとキノコの散歩、ついに野ウサギをゲットした。
ほぼ毎日必ずといってもいいくらい山に入ると2匹は野ウサギを何処からか追い出して来る。
彼らのDNAがそうさせるのだろうが<野ウサギ>となると
ワンランク気の入り方が違う、体重15キロに充たない中型犬なので5キロくらいの獲物との相性がいいのだろう、自然は相手を用意しているんだと感じる。
いつもは通り過ぎる山へいきなり飛び込んだかと思うと5分も経たないくらいで、山の上近くの茂みで野ウサギとレースを始めた。

この時期は厚い枯れ葉が地面を覆っているので、足早に4本の足で駆け出せばガサガサと乾いた大きな音がたつ、ウサギと2匹同時に走れば12本の足が枯れ葉の絨毯を蹴散らして行く訳だ。
見れば「早い早い!」と逃げるウサギの走りに感心する…
30mくらい後を2匹が全力疾走で追いかけて行く、「あぁ
今日もトレーニングさせてもらいなさい」と僕は適当な岩を
見つけて本を開いた。
30分は山のあちこちをグルグルまわらせてもらい、結局は
まかれて疲れてあきらめることになるのだから…といつもの
結末を思い僕は待つしかない。
最近は少し暖かくなったので、やっと本を開く気分になり…
「どうぞ気のすむままに…」と森で読書の時間を頂けるようになった。
「しかし…今日のヤツは早い!」2度ほど野ウサギは僕の近くを横切って山に登り、また降りて来たがハナとキノコは全く違う所をまわらされている。
ウサギが通ってからを10分ぐらいしてからハァハァといいながらあらわれては、また後を追いかけて行く。
時速どのくらいで走っているのかわからないが、全力疾走でアップダウンの山の中を30分も走っていれば、10キロくらいは走っていると想像できる。スゴイもんだ。
しかし今日の追いかけっこの結末はキノコがついにウサギを
追い込み、さしもの野ウサギも遠目にみてバテていたのがわかる、思わず「そこそこ!そこだぁ〜っ!」と叫んでしまった。
ウサギが逃げ込んだ茂みからか細い鳴き声が聞こえ静かになった、「やったぁ〜」ついにあの野ウサギをしとめた。
キノコはくわえて戻ろうとしているが、どうも重くて手を焼いている様子、結局急斜面の崖を登り僕が引き出して来た。
息絶えている力の抜けた動物は重く5キロくらいが10キロくらいに感じる。
「さて、このウサギどうしようか?ここまで勝負してゲットした生き物、食べるしかない!」と腹を決め家に持ち帰った。
ウサギどころか魚もさばけない僕は途方にくれ、猟友会の
おじさんの所へ走り、さばき方を教わり「いざ!」である。
まずは腹を割き内蔵を出す、心臓、胃…まだ温かいはらわたに生きていた命を思う。
次に後ろ足の関節をひもでしばり、足を広げて木に吊るし
足から縦に切れ目を入れ、肛門から指を入れ広げるように
頭の方に向かって皮をめくる。
おじさんから聞いたとおり、ウサギの皮はそれほど力をかけなくても肉からはがれてくる。
あとは出刃包丁で骨から肉をはがす…しかし肉の付いている所はあの立派な後ろ足の腿と背中に少し、ハナとキノコの夕飯にたっぷり肉の付いてる骨がたくさんとれた。
僕が頂いた分は4人くらいが食べるシチューに丁度300g
くらいかな…。
こんどお客さんが来たら「野うさぎのシチュー」を作ろうと
冷凍庫にキープした。
こんな成り行きになる犬との散歩、ここで暮らしてなきゃ味わうことができない体験だ、しかし生き物のお腹を割いて
手を入れ、その温かかさに感じた生命の活動を思い…「殺生」とは<殺して生きる/生きるために殺す>という生存活動のリアリティを重く感じ「合掌〜与えられた命に感謝」だった。


2013年2月26日火曜日

ねこやなぎ


このところ気温もあまり上がらないし、風も強く体感温度は
かなり低いと思う日が続いている、山道も森の影になっている所は一昨日の雪が残り車のタイヤで踏みしめた場所はコチコチの氷だ。
でも植物たちや動物たちの気分は春めいて、新たな生命活動を始めているようだ、どうやら温度よりは日差しがポイントのようである、ようは太陽のエネルギーはもう「春」なんだと感じる。
葉を落とした山々の冬景色の中、家の椿に一輪赤い花を見つけた、ということは…これから花の季節を迎えるということ

…「椿」のあとは「梅」そして「桜」つぎに「山つつじ」
「ふじ」…とこれから花の色と香りに里は色気づく。
椿が花をつけだす頃には「ネコヤナギ」が枝にふくよかな芽をつけるのを思い出し、今日は「ネコヤナギ」を採りに行こうと決めた。
ハナとキノコを軽トラに乗せ、家から5キロくらい離れた林道のとある場所にネコヤナギがあるのでその近くまで行き、
車を止めて山を歩くことにした。
「ここに車を止めれば2キロくらい30分でそこへ着く…」
という思惑で歩き始める、山道も森も林もところどころに
雪が残っているが日差しは気持ちがいい。

…ということで30分で着く予定が…ハナとキノコは大好きな野うさぎの臭いを嗅ぎ取ったのだろう、一気に崖を上り
森へと消える。
待つこと一時間、さすがじっとしているのは限界、2匹を
置いて目的地へ向かう…僕が移動した気配がわかるのか10
分したら走って追いかけてきた。
しかし、それから10分もせず別のポイントでハンターモードに入り、再び森に消えた…「あぁ〜、また30分は…」と
ネコヤナギを採りに行った。
帰り道で2匹と出会うだろうと思ったが出会えず、ピッピッとクラクションを鳴らしながら軽トラでその間の林道を2往復してみたが出てこない…家へ帰ると2匹が何処へ行ってたの?!とばかり待っていた。
結局3時間半のネコヤナギ採りであった。


…今日の終わりの夜の散歩、もう2日くらいで満月を迎えるのか丸い月が天空にあった、オリオンの三ツ星も見えないくらい明るい夜だ、懐中電灯も無しで道には影がくっきり写る
、30m先のハナとキノコの動きもはっきりわかる。
まわり一面ブルーの世界、空気はピーンと冷たく張っているのが心地良い…オヤスミナサイ。


2013年2月22日金曜日

天気もいろいろ、僕もいろいろ…

今朝、東側のヒノキ林から朝日がさして「よし!いい天気」
と蒲団を干し、8時半から山の上の道慈小学校で久し振りの
読み聞かせに行く。
今日のお相手は小学1年生2年生、この前は5年生6年生だったので持って行った本を読まずに小原のついてのトークにしたが…低学年なので楽しくて可愛い話しにした。
「だってだってのおばあさん」という99歳のおばあさんと
猫のお誕生日をめぐっての明るい話しだ…ようは年のカウントではなく、人は気持ちでいくつにでもなれる…という話。
1年2年の子ども達の読み聞かせはとても楽しい、なにか
感じたりしたら即座に突っ込みが入る、真剣に入り込んでくれるのが嬉しい、上級生になると現実とか知識とかイメージ
の世界にひたってくれなくなるからだ。


子ども達と楽しいひとときを過ごし、帰ろうとしたら教室から合唱が聴こえてきた…田舎の学校と子供の合唱はとても
相性がいい感じがする。
窓の外に見える山や林、そして10人に満たない少数学級、
シュチエーションがいいということか、合唱の響きがなんとも純粋な時を戻してくれるよう思う。
曲はよくわからないが、歌詞は送る側からのエールである〜
ということは卒業式へ向けての練習だと理解した、もうその季節であることを思い、「あぁ、あの子たちとは…」と一年の早さをあらためて思い知る。

小学校から帰るとうちのハナとキノコは散歩に出ていない、
よし今のうちにとさっさと朝食を食べ、ナタを手に家の軒にかぶさっている裏山の笹や低木を切りに崖にへばりついた。
天気も良し一時間足らずの作業でも汗がベットリだ、なにせ
足場がない所での作業は安全確保しながら神経を使う上に
ツルが絡みまくって、下手をすると足を引っかけバランスを崩すのでたいした量でもない仕事に時間がかかる。

そしてお昼どきになりハナとキノコも帰って来た…天気は…
曇り空に変わりにわかに冷え込んで来た。
2時から妻が参議院の予算委員会で質問するので、ラジオに
かじりつく…とても緊張感のある質疑で「クニコ頑張れ!」とエールを送りながら、さすが谷岡短い時間でも取るもの取りに行ってる、特に今回は「子供・被災者支援法」の予算確保に全力をあげている。

妻が国会質問している間に窓の外には雪が舞っていた、寒いはずだ、でも暗くなる前にお約束のハナとキノコの散歩に行かねば…とダウンにマフラー、ニット帽で完全防御で森に
入る、犬たちは雪が好きだし森で野ウサギの臭いでも嗅ぎ付けたのか、一人森の中に僕を残して何処かへ行ってしまう。
こんな寒く冷たい日に森の中で一時間ずっと待つのはつらく、体の芯から冷えてしまう。
でも結局一時間半を彼らにあげて帰る、ハナとキノコをこんなに愛してるんだと自己確認した。

家に帰るとすぐ夕飯の準備にかかる、まずはハナとキノコの
特製メニュー、鶏の胸肉、チーズ、キャベツ、ニンジン、サツマイモなどを入れたご飯だ。
そして自分の夕食、今夜はベーコン、じゃがいも、玉ねぎ、
インゲン豆の炒め物と、ダイコンおろしにシラスという献立になった。
食事の後、今日のラストチャレンジ…「キクイモ」を知り合いからもらったので<キクイモの味噌漬け>を作ることに…
以前友人のおかあさんから頂いた味と食感が忘れられず、まずは友人に電話し作り方を聞くところから…

①スライスした芋に味醂を混ぜ練り込んだ味噌を塗りつけながらタッパに敷いて行く
②その1段目にザラメをパラパラとまぶす
③2段目を並べる
④またその上にザラメをパラパラとまぶす
⑤…繰り返しながら8段目まで積んで材料がなくなり終了
⑥この状態で…?何日間くらい寝しておくか聞かなくちゃ!


  
あとはコーヒーを飲み、10時過ぎに夜のお散歩タイム、夜空には星もお月様も出ている、今日はいろいろな天気が時間刻みで変わったなぁ…と思いながら山道を歩く。
満月まで4日くらいか、月明かりだけで充分と懐中電灯を
消して明るい夜道を行きながら空を見上げる…
オリオン座は西の空に傾き始め、東の空には「北斗七星!」
今はこの星座の見頃だと思うので是非見て欲しい。
さあ…これでオヤスミナサイだ…。

2013年2月13日水曜日

ここの人になった実感

一週間ほど前ハナとキノコの散歩に出た時のこと、家から
さほど離れていない山道を歩いていた。
ハナとキノコは僕をおいて先へ先へと行ってしまう、横を
小さな沢が流れている所で2匹が視線は一点に釘付けになったまま戦闘姿勢で固まっている。
僕も2匹の視線の先に何があるんだろうと近づいた時、沢を越えた向こう側、10mくらいしか離れていない草薮の中から突如雲がわくようにイノシシの巨体がもそもそと持ち上がった。
重そうな体を揺すりながら反対側の斜面をと登りその先の薮に消えて行った。
大きさは子牛くらい、きっと重さは130キロくらいある大物だった。

   *以前ハナが第一発見者で獲られた150キロの
    イノシシ

問題はその時の僕の反応である…。
まず「デッケェ〜ッ!!」とその大きさにビックリした、その次に声に出たことが自分でも感心してしまう一言だった。
犬に言ってもしょうがないが声に出た言葉は「うまそう!」
であった。
2月のこの時期のイノシシ、発情したオスは何も食べずに
山の中をメスを求めて走り回りガリガリに痩せているので
食べられたものじゃない…と聞いていたから…。
今、目の前のボテボテの体を揺すって動いてるのはメスだ!
世の中で僕が脂身のうまさではイノシシがいちばんだと思っている僕は、大量の脂身で包まれたこのメスはどれだけ甘みのある肉が取れるのだろう…みんなに食べさせてあげたい…と想像し、そして何も手が出せないことが残念でしょうがなかった。
10mの至近距離であの巨体を前に怖いとか思わず「うまそう!」というのはまぎれもなく「小原(ココ)の人」になったという実感がした。
今年はイノシシが出ても罠にかからないとのこと、逆に罠の在る所は警戒して近づかないと多くの人が言っている、彼らも生きるためにどんどん学習しているようだ。

  *ハナとキノコが第一発見者の120キロのイノシシ


しかし…
「野生」という自分の身ひとつで生きている生き物たち
のなんと存在感のあること、この間見たキツネにせよ、野ウサギにせよ、このイノシシにせよそのオーラが発する孤高の気高さ、凛とした存在感は「神々しい」という言葉がピッタリだ。
神が宿っているいるのか、神と共にあるのか…自然の一端で
在ること、生まれおちて自ずから然りと時を食み、子孫を次に残すことをミッションに生きている。
「自然」に神が宿っているとすれば彼らは全てが自然で、神々しい訳だ。
…そのイノシシを「うまそう!」とは、僕は「ここの人」になった気がする。