2012年10月1日月曜日

月が眩しい

昨日の13夜は台風で月が見られなかったが、今夜は月が眩しい光りを放射しながら、おだやかな薄い雲の波間夜の海をゆっくりと航海している。
首が痛くなるほど見上げて見入っていると、広い日本、広い世界でいったい何人くらいの人がこの瞬間を共有しているんだろう…とロマンティックな気分になる。
きっと月に見入られた人それぞれにその時は、それぞれがかかえたそれぞれの現実を外に置き、夜空に浮かぶ<月の舟>に乗り込んで、しばしの時の旅に揺れることだろう。
会うこともないあなたよ気持ち良く揺れてますか?
触れることもないあなたよ夜の海はやさしいですか?

満月の夜に息を引き取る人が多いという、「かぐや姫」の話もそれかもしれないが、月の光りにはエネルギーを吸収する力がひそんでいるような気がする。
そんな力に惹かれて天に昇るのもわるくないと思えるくらいに妖しい魅力がある…
あぁ〜こうしているたったの数分が人生の全てであるような
気もする…今夜の月との出会いに感謝…久し振りにロマンティックなおじさんになれたよ…オヤスミ…。

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