2012年10月23日火曜日

「ヤィヤァー祭」いよいよだ!


この4ヶ月あまり企画、準備してきたアートイベント「里山アートプロジェクト イン おばら」がいよいよ11月3日〜12月2日までの1ヶ月間にわたって小原の大坂〜北笹平一帯の里山、休耕田を使って開催される。
「小原でアート、なんのこっちゃ?」といきなりの話しに面食らったが、考えてみれば「自然界は全てがアート」だと思えば違和感のない話しだ。
名も知らぬ小さな虫を観察すれば、なんと美しい配色の模様であることか、四季折々の道ばたにさく5mmにみたない花の可憐と呼ぶにふさわしい存在美であることか、光りに近づこうと空に伸ばした木の枝の一本一本、全て一つとして同じでない造形の巧みさ…里山はアートで満ちあふれている。


また、誰が作ったのか、田舎道を歩けば廃材を集めて作ったであろう農小屋が時と雨風に洗われ、傾き傷んでは継ぎ足した補修の結果、絶妙のバランスで造形美を放っている。
秋の田んぼのハザもまた、インスタレーションとしての高い
完成度がある、竹で作られたイノシシよけの柵もまたしかり、棚田に調和した造形は見事なラインを形作っている。



「そうか!アートで満ちあふれているから<アート>がピンとこないんだ…」

今回、来年開催される「あいちトリエンナーレ地域展開事業」の企画として始まった<里山アートプロジェクト>は
ここから始まる…コンセプトは「森の記憶 里の回想」

…ハナとキノコとよく山に入るが、山の中で古いお墓を見つけることがある…嘉永◯年ペリーが来た頃か、安政◯年安政の大獄の頃か…長い小原の人々の足跡を強く感じた。
森も人もこの時のつながりの中に今だ息づいている、小原に
感じるふくよかで濃厚な空気は「時を断ち切らず、受け入れ受け継いできた有機的な関係性にあるぞ…」
そのことを「森の記憶」として「里の回想」として発信し、目を閉じ五感を解放し、感知することで「未来」からのメッセージに触れてみたい…と思った。


企画書とか書いても伝わらないと思ったので絵を描いた…
それからこの間の小原こだわりの材料集めとあいなる。

この間の準備期間、「巨大アートかかし」を作るワラを頂きにいろいろな所へ行き人に会い、ワラ満載のトラックを転がし、杉の間伐も素人ながらやり、竹もずいぶん切り運び…
何とか作家さんたちの作品それぞれのゴールが見え始めてきた。




「軽トラあんどんパレード」も予想していたより多くの
軽トラがパレードしそうだ…あと少しだ…頑張ろー!

次回は作家さんとその作品を紹介をしてさせてもらおう…。


タケウチの「軽トラあんどん」デモカー、夏祭りの夜
出しました…あんどんの中で影絵のパフォーマンスです。

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